――本日営業

「総大将!」
「どうした、生まれたての3○歳?」
「麻○子(仮)のヤロウがしくじりやしたっ!」
「なにっ!? それは本当か?」
「うっす。同僚のヤツによりやすと……」


「あ……ありのまま今起こった事を話すぜ! 「0時ごろに、ちょうどいいだろうと、『ボクのセカイをまもるヒトex (電撃文庫)』を読み始めたと思ったら、いきなり、外が嵐になっていた」 な……何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった……。頭がどうにかなりそうだった……。時計を見たら4時だ。第一章を読み終えたところまでは覚えている」
(さ○ら4さいより得られた証言)


「ということは、やはり失敗したのか」
「そういうことになりやすね」
「く、まさか、失敗するとは……」
「どうしやす?」
「ここは、頭を下げるしか……」
「誰にでやすか?」
「エ○ルゥは、そろそろ本当に喰われるし……」
「聖上」
「ぶつぶつ……(カ○ラやウ○トリィはいつも(昼夜とわず)お世話になってるし……)」
「聖上」
「ぶつぶつ……(ト○カは……いやダメだ。あいつはうっかりだし、それがし、それがしうるさいし……)」
「聖上」
「ぶつぶつ……(アル○ゥ、それにク○ヤはむしろお願いしたいぐらいだが……)」
「聖上」
「ぶつぶつ……(何とかエ○ルゥに喰われる前にふたりを……そうすれば、さすがに愛想を尽かすのでは……)」
「生まれたての3○歳」
「大将。木の上から呼ぶからでやすよ。わかりやしたよ」
「チン(金属音)」
「(ビクッ)エ、エ○ルゥ!?」
「聖上」
「ん!? ○川か!? どうした!? 木の上で」
「心配ありません」
「何!? まさか……」
「はい、録画してあります」
「おお……私は信じていたぞ! ○川」
「聖上。それでは部屋へ」
「ああ」
「ちょっと待ったあー!」
「どうしやした? 若大将」
「どけ! 生まれたての3○歳! 俺だって録画したんだ! ちゃんとテレビの前でCMもカットしたんだ! 予告だって録ったんだ! 兄者と一緒に見るんだ!」
「……」
「ルル○シュ×ス○クにみえるが、実際はス○ク×ルル○シュ……まわりの女性陣に耐えられなくて、ふたりは友情を、そして愛を確かめ合うんだ……」
「……もういやせんぜ」
「!? あ、兄者ー!!」