――本日営業

「MORI LOG ACADEMY」、2007/2/26、国語、「行間を読む」に関連して、↓の本を交えつつ、一つ。小説?


 「行間を読む」ということに関して、一つ。
 「行間を読む」というのは「文章に文字では書かれていない筆者の真意や意向を感じとる」とあります(Excite辞書より)。


 例として、夜、不眠とまではいかないものの、なかなか眠れない、寝つけないという状況を考え、次の文章を挙げます。

 ダメだ、全然眠れない。
 やはり、抱き枕がないと。 

 このままでは、感じとれるけれど、いくつか思いついて、曖昧だと思います。ということで、次のように、視点の情報が得られている場合だとどうでしょうか。

 半ば引き篭もり生活の日々を送るnn。
 寝つきが悪く、なかなか眠れない。
 やはり、抱き枕がないと眠れないなぁ、と思っている。

 私立探偵の柚木さん。
 今日も今日とて、美人とバーで。
「どうしたの?」
「なかなか眠れなくてね。良い抱き枕がないと眠れないのかもしれない」

 分かりやすいのではないでしょうか。上の文は、もっとあからさまに書いても良かったかも。下の文は、掛け合いにしても良いのだけれど、簡潔に。


「抱き枕がないと眠れない」というのは、口説き、誘い文句としてどうなんだろう。よし、今度実践してみよう。