2007-04-22 ――本日営業 広報部 徳間文庫 『南方署強行犯係 狼の寓話』 自分がどれほど優遇されているのか恵まれているのか改めて思い返し、知ることで何か変わるかもしれないし変わらないかもしれない。知らなければよかったなんてことはいくらでも取り返せるもので、本当に知らなければよかったことがあるとしたらそれは、他人に言われるのではなく、本当に取り返しの付かないときに、自分で思い知り、絶望するのだ。そして、その後は、どうすることもできない。 物足りない。もっと触れていたかった。謎的なものはそれほどだけれど(メインではないので)、キャラがひねってあっておもしろかった。