先にプレイした支部長からは、僕の文章は、結構影響を受けている、と。全く意識しているつもりはなく、PSの初体験が『WILD ARMS』(と『クラッシュ・バンディクー』)ということで、洗脳されているのか。
 現在、3章途中、50時間超。主人公側の展開は、今のところ、予想通り。髪が短いのには、届かせるためで、なるほど、と。
 戦闘はシミュレーションだが、これが秀逸。どのステージでも一筋縄ではいかず、スキルが充実するまでは、適宜クラスチェンジして、制限ターン以内に勝利条件を満たさないといけなかったり、敵を全滅させる必要がなかったり、敵も増援が来たり、仲間の誰か一人でも死んではいけなかったり、敵の特性に対応して攻撃したり、とそれぞれにやり応えがある。戦闘が長引くと、行動に伴い消費されるVPというパラメータが0に近づき、それ以後は行動するたびにHPが減少するなど、気を抜けない、と思っていたら、一度死んで復活すると、VPも回復されることに気付き、VPがなければ、死んでもらうことも。
 ナンバリングのシリーズと大きく異なる点は、戦闘システム以上に、ストーリィか。今のところは、ある大陸のある王国をどうにかしよう、と動いていて、種族間の争いやら世界規模の話ではなく、ある程度統制されていた敵側も、同じ人間でそれぞれ思惑があり、悪意が前面に出てるのは新鮮。声優さんも力が入っていて、素晴らしい(特にエグララグ)。今後は、世界規模の陰謀(主人公のクラリッサは元々、荒廃した世界をどうにかしよう、と母親に連れられていた)やらARMの謎やらに迫っていくのだろう(一応、予想は、伏せておこう)。
「ッ」はもちろん、けんざいで、ラブライナさんと、レヴィンとログナーのコンビがギャグ担当らしい。後者は、シリアスなところで真面目な顔をして何を話しているのか、やら男の甲斐性やら。
 ラブライナさん、最高ッ! 34歳でもドジっ娘なわたしだったり、やるせない解説だったり、胸張ったり、ご飯待ちきれなかったり、箸上手く使えないから先割れスプーン、って、どこの幼女だよ(笑)。

「新しくブランクイーゼルに参入した…
 超面白格好良い面々、じゃあ――
…ありません、よね、やっぱり…」

 当たり前じゃん(笑)。あ、ラブライナ・ワーズワースなんだ。
 ワーズワースといえば魔探偵ロキといえば北欧神話、ということで、ユリイカの10月号で特集されていたんですね。冲方丁さんのインタビューも載ってました。北欧神話のムーブメント的なものはないのか。北欧神話は当たり前のようにゲームやっててもどこかしらで触れてますから、詳しくは分からなくても、少なからず下地はできているはずでは。むしろ、創作となるとギミックとして使われるのが当たり前で、まんまやってもしょうがないし、オリジナリティの陰に隠れるから、というのはどの神話にもいえるから、となると、何かしらの引用はそうなるな、というか、全ての作品がそうか。きっかけから広がっていくかどうかか。『いつか、届く、あの空に。』のように、クリア後に原典フォローがあるといいかな。