• 『エンド・クレジットに最適な夏』

 やるせないにゃー。
 ほんと、次々と事件が重なっていくのを、混乱させずに描かれていて、おもしろいなぁ。本当に肝心なものの引き際だけは、見極められずに、結局それに関わる時点になるのだから、後悔を重ねていくしかないのか。

  • 『首鳴き鬼の島』

 もっと、やるせないにゃー。
 まるで探偵小説だ、ということで、嵐の孤島――クローズド・サークル――もの。ネタよりも、解決に一癖も二癖もあって楽しめた。子供に罪はない、と。スプリンクラーには、思わず、おおっ、と(不謹慎?)。
 登場人物のところの二〇〇二年やら友人やら、ほんのちょっと繋がり、かな。


 以下、その他読了本。