――本日営業

 追っかけていく方と、手がかりを残して/示していく方、再会はいつになるのかな。両者のサイドやら組織やらを他の登場人物の視点も用いて描くことで、マンガとしても展開としてもより楽しめ、いよいよ、核心に迫ってきて、あと二巻で終わりらしい。いらなくなったら切り捨てる、とはまた別で、死んでもらうこともありますが、うーん、この事件を乗り越えたとして、その後、一般的な生活を送れるかどうかか。
 はたして、ウサ耳は使われてしまったから、次の着ぐるみ/アイテムは何だろう。

  • 「クラウン 3」

 前二作に比べても表紙の帯のタイトルが見にくい。
 ごちゃごちゃしてるけど、バトルがメインだから、それぞれの騎士の名乗りやら魔法も迫力があっておもしろかった。歳月としては短い、もうすでに過去のことがどんなふうに綴られていくのか。まだまだ序盤の最初の相手、陰謀もばっちりで、どのように方が着いていくのか、またセリフやらも印象的なのだけれど、まだ前作シリーズの方が上だし、そのあたりも楽しみだ。

 毒島先輩、相変わらずの破壊力で。
 人間ドラマに主眼がおかれた巻、ということで感情表現、初めの方だけ読むと分かりにくかったですが、だんだん事情が掴めてくるので、平時では発露しなかったものが極限状態の中で現れ、より重みを持って、盛り上げてくれます。
 学園生サイドもそれなりに動いてはいますが、世界の方の進展と、どう繋がっていくのか、楽しみ。最後のページに墜落した飛行機と鳥が描かれていて、そういえば、噛まれた/それ以前の始まりは別として、噛まれた人の自然死的な描写はまだなかったような、その辺りも気になるところ。

  • 「新暗行御使 17」

 完結。全編に渡り、素晴らしかった。
 そして、金髪縦ロールが美味しいところを持って行きました。最後にほんの少し雑誌掲載時より加えられているのですが、はて何年後の話か。

 やはり、戦闘メイドはたまりませんね。袖やら背中から。もちろんそれだけではなく、いよいよ、というかやはり、というか折り返し/根幹、ということで政府/政治的な問題も出てきて、エダが表紙なのには、なるほどなー、と。
 そして、巻末のおまけ……、バ、バラライカさんがぁー、最強のツインテールにッ!

  • 「ヨルムンガルド 3」

 いろんな武器商人も出てきて、ますます、話が膨らみ、おもしろくなってきた。そんな中でも第14話「海路」みたいな仲間内だけの話もいいね。オチも素晴らしい。続きは、バルメの舞踏。眼帯、白と黒のコントラストがまた、いいよぉ。
 某アニメショップで、上の二つと合わせて、特典が貰えるのだけれど、分かりやすい平台に積んであったのに、ヨルムンガルドだけ別の所にあったり、店員が特典を理解していなかったり、ともう少し考えてほしいものです。

 なるほどなー、裏切り、ですか、おもしろかった。やっと、勢力図をそれなりに。続きは、トルフィンとトルケルの決闘ですか、楽しみだ。

  • 「緑の王 7」

 人間側の最終兵器やら新しい勢力だけでなく、アレトゥーサ側にも新しい行動が見られ、プラントマンも結構いるようで、ラストの展開からも、この先、主人公にもいよいよリミットが迫ってるみたいだし、ディーナが満を持して、ということだな。

  • 「乱飛乱外 4」

 表紙の巫女さんは、何と、というのから始まって、かがりが髪下ろしてるのもいいねやら敵対勢力もお目見えやら、テンポよく終わりまで楽しめた。次巻から新章、ということでさらに楽しみ。