創元推理文庫

『不良少女』 あとがきに、文体を変えた、とありました。 柚木草平シリーズを読んでると、ムッツリなのかなぁ、とふと思った。さて、いよいよ最新作ですね。

『理由あって冬に出る』 これは外で、「りっぱな部員になる方法。」、『七不思議の作り方/壊し方』、の二つは中、と。 花言葉のとこはベタだけど、好き。これは続きが読みたい、というよりも続きこそ、かな。終わりが、アレだと、なるほど、とは思うけれど…

『夢の終わりとそのつづき』 「人生は諦めることも大切よ。諦める、我慢をする、最善を尽くす。その三つをバランスよくコーディネイトすることが、人生なの」 柚木草平シリーズ=『ろくでなし』を改稿+改題。やってることは同じなのに、事件の性質(SF的やら…

『驚異の発明家の形見函 上・下』 「わたしが函を手に入れたのではなかった。函が私を手に入れた」 「まだ終わっていない人生をどうすれば充分に表現できるというんだい」 形見函というものに馴染みがなく、どんなものかと思っていたら、作者の意図――解説に…

『林檎の木の道』 堪らない。この作品も好きです。今夏から、柚木草平シリーズ第二期刊行、とのことで今後も楽しみ。 主人公の好き嫌いが分かれる? テイルズのリバースと他の作品ということか。解説は『プリズムの夏』の関口尚さん、だよね? 『プリズムの…

『薔薇の女』 やはり勉強、参考になる。前二作を読んだときよりも、歳を取ったし、いろいろな分野の本を読んだし、分からないなら分からないで考えるけれど、解説含めてすんなり頭に入ってきたし、読んでるときも気持ちよかったし(起きた事件に対してではな…

『探偵は今夜も憂鬱』 柚木草平シリーズの中篇が三つ。順番に読了。「雨の憂鬱」は、イマイチで、長編の方が好きかな、良いかな、と思ったけれど、「風の憂鬱」、「光の憂鬱」は楽しめた。ミステリ的なものは中篇ということもあり予想しやすく、その分、行間…