――本日営業

『夢のアトサキ』/やまむらはじめ
 一応の主役が、内にパッションを秘め、行動を始めて、10人ほど(そんなもんだよね)での決して特別ではないやり取り、旅立つ彼女への関係を続けるための贈り物。好きなことをできる時間があるからといって、好きなように叶うとは限らないけれど、自由であることは確かなことで、パッションとプロテインの間を何人もの自分が、時を歩いていく。その時、どんなに望まないものでも、後先に残るものは、確かにあって、振り返ることで確かめたときに感じるものは、いつまでも、印象にしかなりえないけれど、それ以上も以下も、自分の認識が相手と異なっても、それであり続ける。

 三流私大、ねぇ……、施設やら設備やら充実しているような……。パワハラってまだまだお盛んでしょうか。
 一番好きなのは、イレギュラな#3の話。完の後の画がまた良い。手に持ってるものが震えてるのが、何とも。イレギュラと書いたけれど、本質はこれでしょうね、「居心地のいい場所」。自分でいかにそれを手に入れるか、夢見る前だろうが後先だろうが、これが全てで一つ。