――本日営業

　講談社、100周年、そろそろ送らねば。応募券いつもの癖で先に切っちゃったら本のタイトル明記とあったけれど、まあいいやとその後も切り続けたので、これから答え合わせだ。

『天帝のはしたなき果実』／『天帝のつかわせる御矢』／『天帝の愛でたまう孤島』／『天帝のみぎわなる鳳翔』

　4冊出てから読むのだったら、順番に、少なくとも1作目を読まなければ、4作目の最高傑作振りが楽しめただろうか。そんな気は毛頭しないけれど。
　一番楽しめたのは1作目。言葉遣いやら型やら初読のわけのわからなさが最高ッ！　2作目以降は、登場人物、というよりも犯人の可能性のある人物が限られて、本質が違うとしてもシンプルというか着地点が浮かんで、舞台やらやりとりやらおもしろいけれど、古野さんを古野さんたらしめるところが、僕が内容を理解できるように書かれていると思う部分をあからさまにしてしまっているように感じる。そのギャップを楽しめばいいのか。
　ハマーン様、いいよね。
　エロコアラのバリエーションははたして。